こんな上司(課長、部長)にならないでください(でも、あるある・・・)

損する上司さん、理想と現実

世の中にはマネージメントのノウハウや手法が無数に存在します。

それももちろん大事ですが、マネージメントの目的は、部下さんの能力を最大限に発揮して成果をあげること。

ついついやってしまいがちな逆効果の「あるある」をご紹介。

今まさに上司さんとして奮闘されている方だけでなく、これから上司さんになる方にも一度は読んでいただきたい内容です。

 

◆「管理」の理想と現実

部下さんが自分のミッション達成に最大限の時間を使いつつ、上司さんはその進捗を把握してサポートし、それを部下さんが実感することで安心して業務に集中することができる。これが管理の目的です。

でも実際は、日報、週報、月報・・・管理という名のもと、部下さんの時間を多くの報告書で奪い、報告書が多いことで提出だけ続けさせて把握することを放棄。

あげく、ある時に進捗が思わしくないことに気づき「この案件、〇か月前からまったく進んでいないじゃないか」と叱責するシーンも。

それはあなたが管理放棄したからです。

 

◆「コミュニケーション」の理想と現実

「伝える」目的は、相手に伝わること。そして相手の行動を引き出すことです。

部下さんは、上司さんの承認を得るために日々、どのように伝えれば承認が得られるかを考えています。

上司さんも、部下さんに指示(お願い)する時は、部下さんに理解してもらうことを意識することが大切です。

でも実際は、とにかく伝えたら部下さんがその通りに動くべきだと考え、思い通りに動かない部下さんに対しては、伝わらなかった理由を考えず、自分の非も認めず、ただ叱る。

そんな上司さんほど、部下さんからの話を聞いた時に自分が理解できなければ「それでは伝わらない。もっとポイントを絞って伝えるようにしなさい」などと堂々と言ってたりします。

 

◆「飲み会」の理想と現実

飲み会は、部下さんの人柄や本音に近づき、関係性を深める大チャンスです。

関係性を深めることで、部下さんの信頼を獲得し「この人のためにも頑張ろう」と、より能力を発揮し成長します。

尊敬され話しやすい上司さんには、現場だからこそ見える部下さん目線の提案で組織もより強くなります。

でも実際の飲み会では、自分が楽しむために、自身の武勇伝や考えなど、自分の話ばかりしている上司さん。

接待されることが当然だと考える上司さん。

部下さんは愛想笑いではなく、本当に楽しそうにしていますか?

この大チャンスの場を活かさず、むしろ真逆なことをしている上司さんの多いこと・・・

部下さんは会費と時間を使って参加してくれている分、苦痛の飲み会は、逆に部下さんのモチベーションを大きく削ってしまいます。